『前例がない』という理由を持ち出す、時代遅れの恥ずかしさ
最近、沢山の企業様からお仕事を頂戴しているのだが、面白いもので、たとえプロジェクトベースだけであっても、その企業に携わることで、第三者だからこそ感じ得る様々な面が見えてくる。それは、その企業の社風であったり、社員のタイプであったり、雰囲気であったり、いわゆる「カラー」などと集約され、評される部分である。また、それが顕著に出やすい大変重要な意思決定の瞬間に立ち会うことも多い。そのプロセスをどう辿っているのか、何度も行き来し、日を数えながらゴールに向かうのか、または、現場にもある程度の権限を与え、瞬時に決断が下されるのか。興味深いことに、どんな場合にあっても同じ企業においては毎回同じ軌跡を追っているのを拝見する。これもまさにその企業カラーの為すところなのかもしれない。